21st Pacific Rim College of Psychiatrists & 7th World Association of Cultural Psychiatry Joint Congress 2025 Tokyo

Where the Pacific Rim meets the World;the hope to integrate culture into psychiatry

2025年 9月25日㈭ 〜28日㈰

浜松町コンベンションホール & Hybridスタジオ

PRCP & WACP 2025 Joint Congress Tokyo 開催のご報告

2025年9月25日から28日、東京都港区・浜松町コンベンションセンターにて、Pacific Rim College of Psychiatrists(PRCP)とWorld Association of Cultural Psychiatry(WACP)の合同学術大会 PRCP & WACP 2025 Joint Congress Tokyo が開催されました。 本大会のテーマは “Where the Pacific Rim meets the World; the hope to integrate culture into psychiatry” であり、文化精神医学を精神医学の中核へと位置づけることを目指して企画されたものです。 おかげさまで、参加登録者数は 1,175名、参加国数は 55か国 に達し、シンポジウム119、口頭発表・ポスター337演題、教育講演10、プレナリーセッション4など、多彩なプログラムを盛況のうちに実施することができました。文化精神医学領域だけでも約340演題が発表され、特に若手研究者や臨床家からは「非常に有益であった」「大いに刺激を受けた」との声が多数寄せられました。 会場全体では活発な議論が交わされるとともに、参加者の笑顔も多く見られ、学術的成果に加えて国際的な交流と友情を深める温かい雰囲気に包まれました。歌舞伎観劇ツアーやガラディナーでの琴の三重奏など文化的プログラムも加わり、学術と文化交流の両面から充実した大会となりました。 今回の成功は、ひとえに多文化間精神医学会の会員の皆様のご理解とご支援の賜物です。まさに会員の皆様とともに作り上げた大会 であったと実感しております。改めて心より御礼申し上げます。 本大会で得られた成果と国際ネットワークは、今後の文化精神医学の発展に確実につながるものと確信しております。さらに来年の JSTP年次学術集会 に際しても、必要に応じてPRCPやWACPとの協力体制を築くことが可能と考えております。 抄録集(プログラム詳細)は以下よりご覧いただけます。
PRCP & WACP 2025 Joint Congress Tokyo 抄録集
*抄録集のダウンロード期間は1か月となっております。ご利用の方はお早めにお願いいたします。
なお、大会写真ギャラリーも後日公開予定です。詳細は学会ホームページ上でお知らせいたします。
大会長 浅井 逸郎(PRCP理事/WACP理事/多文化間精神医学会理事)


■Best Oral Presentation Award

O-3-3 Karthik V Sarma (United States of America)

Comparing the Psychiatric Diagnostic Capabilities of ChatGPT and other Generalist and Simulated Reasoning-based Large Language Models


■Outstanding Oral Presentation Award

O-3-6 Raquel Lazaro-Gutierrez (Spain)

The project MHEALTH4ALL: Development and implementation of a digital platform for the promotion of access to mental healthcare for low language proficient third-country nationals in Europe


O-3-4 Michiko Ishibashi (Japan)

Using a Japanese concept, Ibasho, as an intermediate term in therapy with multicultural persons struggling with cultural adjustment in Japan


■Best Poster Presentation Award

P-37-7 Pornjira Pariwatcharakul (Thailand)

Prevalence of anhedonia in patients with psychiatric disorders: Results from a national survey in Thailand


■Outstanding Poster Presentation Award

P-37-8 Ekachaeryanti Zain (Japan/ Indonesia)

Evaluating the Factor Structure of the 25-item Autism-Spectrum Quotient Japanese Version as a Potential Screening Tool in Perinatal Women


P-36-7 Daeyoung Roh (Korea)

Expectancy Violation Enhances Inhibitory Learning in Personalized Virtual Reality Exposure Therapy for Panic Disorder: A Randomized Controlled Trial

大会開催について

1980年に設立されたPRCPは、環太平洋地域のメンタルヘルスにおける研究、教育、臨床の連携を推進してきました。2006年に設立されたWACPは、文化精神医学の研究と臨床において、世界的なハブとしての機能を担っています。
今回合同開催とさせて頂くことで、従来の生物学的な精神医療の枠を超えて、文化的、社会的側面から精神医療を考察、検討することを意識的に実施致します。その結果として、さらに厚みのある精神医療の提供、新たなアイデアの創出やコラボレーションに繋げることができればと考えております。皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

観光

東京の美しさと魅力を再発見する絶好の機会です。例えば、新たな視点で訪れたい場所もあれば、日頃の喧騒を離れてゆったりと過ごせる場所もあります。また、隠れた名所やレストラン、穴場のカフェなど、学会の合間に東京の素晴らしさを楽しんでいただけるような情報を発信して参ります。 観光ガイドはこちらから

ホテル

東京都内および近郊のホテルで、非常にお得な料金でご利用いただけます!

大会会場

当合同学術総会は、東京での開催となります。浜松町コンベンションホール&ハイブリッドスタジオは、羽田空港・新幹線・都内主要エリアから圧倒的な利便性を誇る 都内屈指の交通の要衝「浜松町」に誕生した、大型コンベンションホールです。2つのホールと展示スペース、大小10の会議室を備えた会議施設で、学術総会開催に必要な様々なニーズに対応致します。

Hamamatsucho Convention Hall

サステナブルな国際会議開催に向けた取り組み

PRCP&WACP2025 Tokyoは、会議・イベントにおいて「持続可能な取り組み※」を進めるために、東京観光財団が策定した「TOKYO MICEサステナビリティガイドライン」を活用し、環境や社会面に配慮した国際会議の開催に向けた取り組みを行っています。
※持続可能な取り組みとは、特定組織の関心だけでなく、経済・環境・社会の3つの側面を含むより広範な関心から総合発展を目指す活動を指します。
(TOKYO MICE サステナビリティガイドラインより抜粋)